物の価値は、製造されてから時が経つと下がっていくものです。
骨董品やヴィンテージ物などは、製造されてから年月が経って価値が上がるケースもありますが、不動産には築年数が経ってから価値が上がるような物件はほとんどありません。
中にはヴィンテージマンションと言われる物件や、新築当時よりも土地の価格が上昇した場合は価値が上がる事もありますが、それもごく僅かしかありません。
ほとんどの住宅は、売却を考えたときには新築当時よりも下がりますが、この価値の下がり方にはどのような傾向があるのでしょうか。
今回は、マンションの価格下落率と売却の時期を説明します。
築年数別で見るマンション売却 価格下落率の幅が大きくなるタイミングは?
新築で購入したマンションでも、売る時は中古マンションとして売り出されます。
そんな中古マンションですが、築年数によって価格下落率が変わります。
築20年以内のマンションは下落幅が大きく、築20年を迎えると価格はほとんど底値となり、下落幅も小さくなります。
そのため、マンション売却における下落率の幅が変わるタイミングは築20年と覚えておくと良いでしょう。
マンション売却 築年数別で見る価格下落率
先ほどの話を踏まえると、少しでも高値で売りたいなら築20年以内にマンションを売却することが望ましいでしょう。
築20年を超えている場合は、再び下落率が緩やかになるため、ご自身が売りたいと思ったタイミングで売りやすくなります。
なお、築年数別では価格下落率がどのくらい変わるのか、以下に少しまとめてみました。
京都市の中古マンションの場合(2016年度)
・4000万円以上で成約した物件の平均…㎡単価71.03万円、築年10.48年
・2001~2500万円で成約した物件の平均…㎡単価34.80万円、築年19.01年
・1001~1500万円で成約した物件の平均…㎡単価21.92万円、築年28.77年
※参考資料:近畿レインズ 近畿圏の売買土地・住宅データ
上記データには、京都市以外の街や京都府全体のデータもありますので、参考にしてみてください。
築年数に左右されずにマンションを売却するならいつが良い?
これまでは、築年数と価格下落率の視点で考える売却のタイミングをご紹介しました。
ですが、それとは関係なくご自身のタイミングに合わせて売るなら、おすすめは9~11月です。
この時期は転勤などが多く、より多くの人が物件を探しにやってきます。
そのため、この時期を狙ってご自宅を売却に出すと、一人でも多くの人に自分の物件を見てもらえるチャンスにもなるので、早く高価格で売却ができる可能性があります。
まとめ
マンション売却は高額な取引となる分、損をしないように慎重に検討する必要があります。
京都でマンション売却を検討中の方は、センチュリー21グローバル不動産までぜひご相談ください。
皆さまが納得のいく売り出しができるよう、サポートいたします。