今、大阪で不動産バブルという言葉を耳にする機会が増えました。
2020年に開催される東京オリンピックの影響で、有明や勝どき、豊洲といった東京の臨海地区がバブルというとピンとくる方も多いと思いますが、遠く離れた関西で不動産バブルとはどういうことなのでしょうか?
今回は、その理由について考えてみました。
大阪の不動産バブル=建築の相次ぐ中心エリア
梅田・北浜・淀屋橋・難波など、大阪市の中心部に建ち、そして新築も相次ぐタワーマンション。
売却・購入のやり取りも数多く、お手頃な中古物件も数多く出回っています。
中心部では年々地価が上昇し、不動産価格も上昇しています。
その理由の一つに、東京での不動産価格が頭打ちになってきたことから、特に海外投資家が割安な関西のマンションに目を向けた、という理由があります。
また、東京ではマンションの価格が高騰していることで、マイホームを望む子育て世代が、マンションと戸建ての差を感じにくくなり、戸建て購入に傾いてきたという話もあります。
職住近接とまではいかなくとも、戸建てのメリットが上回るほど、マンション価格が高騰しているのだとか。
梅田や中之島など大規模開発が進む、大阪中心部。
大きな土地が空くため、インバウンドを狙うホテル業界と、マンションディベロッパーとの競争で土地価格が上昇し、結果としてバブルといわれるほど不動産価格が上がってきたということもあります。
大阪の不動産バブルは続く?
バブルと聞くと、やはり1990年代前半の「バブル崩壊」という言葉を思い出す方も多いのでは。
上昇したものはいつか下がる、変動するのが不動産の価格です。
では、このバブルはいつまで続くのでしょうか。
不動産業界では、やはり2020年の東京オリンピックの頃まで、という意見が大勢のようです。
東京の影響を受けて、結果として上昇している側面が強い今回のバブル。
今、頭打ちといわれている東京での投資が、大阪まで流れてきているのが理由の一つです。
ですから、東京が下がれば、いずれは影響が出ることになります。
大阪の再開発事情
とはいえ、一大消費地であり経済圏を持つ大阪。
その特徴として大きいのは、官制も含めた大規模開発が今後もあるということです。
その一つが、2031年の開業を目指す南海電鉄なにわ筋線の計画です。
すでに北梅田駅の工事は着工しており、完成すればキタと関西空港が直結するなど、海外旅行客の流れも一変するといわれています。
この新線に伴い、難波周辺でも工事は行われますから、大阪市内だけでもますます再開発が進むわけです。
まとめ
東京オリンピックに大阪万博誘致、そして大規模開発。
様々な要素が絡む、不動産バブル。
今後どのような展開になるのか、注視する必要がありそうです。
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