家を買いたい、売りたい、探したい…。
そんなときは、まず街の不動産屋へ出向き、掲載されている広告をくまなく吟味するのではないでしょうか。
お気に入りの物件が見つからなかったら次へ、そしてまた次へ。そんな作業は時間も労力もかかり大変です。
しかし、「レインズ」という独特のシステムを知れば、そういった面倒もほとんどなく作業を進めることができるのです。
売主、買主、不動産業者もウィンウィンのシステム、レインズとは?
あまり聞いたことのない「レインズ」とは、全国にある不動産の情報を一括して収集したシステムのことを言います。
レインズ(REINS : Real Estate Information Network System)は、日本語では「不動産流通標準情報システム」と言い、オンライン上で物件の登録・検索ができます。
これは不動産会社が、指定流通機構という機関のサーバーの会員であることが必須条件です。
これは物件の売主も買主も、そして不動産会社にも大変便利なシステムで、リアルタイムに流通されている情報をもとに動くことができる、大変便利なネットワークです。
不動産売却でのレインズのメリット
一刻も早く土地を売りたい売主。
とはいえ、昔のように張り紙をしたり、チラシに物件の紹介をして配っただけでは、宣伝に限界がありました。
そこで、全国の不動産情報をくまなく伝えるために、このレインズというシステムが取り入れられました。
全国4か所にある指定機構によってレインズの運営が行われており、大きく東日本、中部、近畿、西日本で区分けされています。
このシステムが導入されたのは平成2年のことで、すでに25年以上もの実績のあるネットワーク機構です。
物件の売主は、不動産会社に自分の土地をレインズに登録依頼をすることにより、買い手を見つける時間を省くことも可能です。
不動産会社側も、数ある物件の中から、買主の希望する土地をすばやく探し出して紹介することができます。
レインズへの登録自体は無料なので、進んで登録の依頼をした方が良いでしょう。
まとめ
全国の不動産情報は、日々リアルタイムに更新されています。
情報の発信は、その方法次第では時間をかけずに、条件に合った結果を導くことも可能です。
狭い範囲での宣伝や、限られた地域での販売活動では、やはり限界があるでしょう。
売る側も買う側も、少しでも条件の良い内容で取引をすすめるために、レインズのネットワークを最大限に活用することをおすすめします。